侍ジャパンは6日に台湾とのWBC初戦を迎える。台湾代表は、台北Dで2月26日にソフトバンク、27日に日本ハムと強化試合を行った。

日本ハム担当として現地で2試合を取材した川上晴輝記者が台湾代表の強さと弱みを「見た」。

 日本野球が圧倒した2試合だった。26日のソフトバンク戦は4―0、27日の日本ハム戦は6―1と、NPB球団が快勝した。特に差を感じたのが守備力だ。日本ハム戦では山県の右中間よりの打球に中堅手のスタートが遅れ、二塁打となる場面や、二塁手が正面の打球の処理にもたつき、併殺を奪えないなど、「見えないミス」が重なり点差が拡大した。新庄監督は試合後、「外野手の構えが静から動になっていて、かなりスタートが遅れる」と一歩目の遅れを指摘していた。侍が実力通り戦えば十分に勝機はあると感じた。

 それでも24年のプレミア12で日本を倒し、優勝した地力は侮れない。今回の2試合にはMLB通算18本塁打のフェアチャイルドやMLBで3試合に出場経験のある内野手・鄭宗哲が出場しておらず戦力の上積みがある。また、チアリーダーやスピーカーを使った独自の応援は脅威で、新庄監督が「あの一体感はすごい」と舌を巻くほどだった。

 台湾メディアの見立てでは、2位以上で突破できる1次リーグ進出を見据え、古林睿煬(日本ハム)や徐若熙(ソフトバンク)のエース級を韓国やオーストラリア戦に投入する可能性が高いという。連覇を狙う侍にとっては、初戦の台湾戦で確実に白星を奪いたいところだ。

(川上 晴輝)

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