◆第60回報知杯フィリーズレビュー(3月7日、阪神競馬場・芝1400メートル=3着馬までに桜花賞の優先出走権)

 サンアントワール(牝3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父ドレフォン)は7ハロン戦で2戦2勝。昨夏のデビュー戦で先着した4、5着馬は現オープン馬で、昨秋の平場(2歳1勝クラス)では上がり32秒7の強烈な末脚で差し切り。

ともに中身の濃い走りを見せた。

 ただ、もっと注目したいのが2戦目で4着だった新潟2歳S。先着を許した3頭の「その後」を見ると、勝ち馬のリアライズシリウス(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ポエティックフレア)が共同通信杯を勝ち、3着のフェスティバルヒル(牝3歳、栗東・四位洋文厩舎、父サートゥルナーリア)がファンタジーSを勝利。さらに、2着は先週のチューリップ賞を勝ったタイセイボーグ(牝3歳、栗東・松下武士厩舎、父インディチャンプ)だ。現3歳世代で紛れもない「出世レース」と言える。

 しかも、今回は得意の7ハロンに戻る一戦。中間は栗東に滞在し、勝負気配も漂う。重賞初制覇で弾みをつければ、混戦模様と言われる牝馬戦線の主役候補となり得る器だと思う。(山本 武志)

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