◆WBC強化試合 オリックス4―3日本(2日・京セラドーム大阪)

 侍ジャパンがオリックスに敗れた。大谷翔平ドジャース)らメジャー組の出場が解禁されたが、チームは7安打に終わった。

大谷は3打数無安打で途中交代した。

 バットは無音だった大谷だったが、懸案のパフォーマンス披露に一役買っていた。8回2死一塁で中前に適時二塁打を放った若月健矢(オリックス)は、二塁塁上で、右手で円筒形のものを持つような形を作り、左手は“底”を支えるようにしてクルクルと回すようなしぐさを2回した後、飲むようなしぐさをみせた。

 「若月さんだけめっちゃ丁寧にやってくれてうれしかったんですけど」

 そう明かしたのは、考案者・北山亘基投手(日本ハム)。前夜に大谷から「セレブレーションを決めて発表して」と命じられたという。「寝れないくらい考えて」思いついたのが、日本の伝統文化であり、自身の出身地・京都にも関連し「大谷さんもお茶メーカーのCMをされている」ことを参考にした、茶道のポーズだった。

 ところが浸透度はイマイチで、5回にチーム1点目となる本塁打を放った吉田正尚(レッドソックス)がポーズを披露したのは、本塁に生還した後。ベンチでやっていない選手もいて浸透したとは言えない状況だった。

 北山は、ロッカーで大谷から「やっぱダメだね」とダメ出しされたことを明かし「明日もう1日ある。今晩ももう一回考えてこい」と鬼指令を受けたことを明かした。「さすがにしんどいですって…明日どうなるか分からないですけど」と困っていた。鈴木誠也カブス)も「また変えるでしょう?ちょっと不評なんで(笑)。

もうちょっと盛り上がるようにやっていけたら」と“出直し”を示唆した。

 前回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、ヌートバー(カージナルス)が披露したペッパーミルポーズが浸透し、国民的流行にもなった。しかし今回はパフォーマンス決めが難航。先月22日の壮行試合ソフトバンク戦(サンマリン宮崎)では、森下翔太(阪神)が釣りのリールを巻くようなパフォーマンスを披露していたが、浸透せず。ムードメーカーの牧秀悟(DeNA)は「(森下が)しょうもないパフォーマンスを考えてるんですけど、なかなかハマらない。2人だけなので広まってない」と手厳しく評価していた。

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