◆WBC強化試合 オリックス4-3日本(2日・京セラドーム大阪)

 侍ジャパンはメジャー組の出場が解禁となり、フルメンバーに近い形でオリックスとの強化試合に臨んだが、黒星を喫した。スポーツ報知評論家の高木豊氏は、守りのほころびも含め、短期間でのチームづくりの難しさを指摘した。

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 侍ジャパンは、まだチームとして落ち着きが感じられないね。序盤、守備陣にはミスが続いた。初回の牧の失策や、5回の種市の暴投は失点につながったし、2回には近藤のエラーもあった。牧も近藤もチームで守っているポジション。慣れている、いないとう問題ではなく、フワッとした状態でグラウンドに立っている感じがした。先発した菊池の力みが、チームに波及した印象もあった。

 名古屋、大阪と段階的に主力となるメジャー組が集まってきた。ただ、試合の中でもまれて、まとまりをつくっていく時間がたったの2試合しかないわけだ。この日の試合を見た限りでは、状態がよさそうな打者は吉田くらい。岡本も1試合しか出られないし、全体的に打席数が少ない懸念もある。井端監督としても、大会前にフルメンバーで戦える機会が限られ、やりたい野球を試せないというストレスは感じているんじゃないかな。

 残り1試合、まずは変わり身を期待したい。

前回大会はヌートバーというムードメーカーがいて、チームを引っ張る1人になったよね。本番に入って1つ2つと勝ち、ヒーローが生まれれたときに、チームとしてまとまってくるのかなとも思う。(高木 豊)

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