◆WBC 1次ラウンドC組 日本―台湾(6日・東京ドーム)

 侍ジャパンドジャース大谷翔平投手(31)が6日、第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド初戦となる台湾戦(東京ドーム)を前に、フリー打撃を行った。1周り目で5スイング中バックスクリーンへの一発を含む3本のサク越えを放つと、大観衆から「お~っ!」と歓声が起きた。

ビジョン直撃2発、右中間の看板上まで運ぶアーチなど、計21スイングで10アーチ。スケールの違いを見せつけ、東京ドームを埋めたファンの度肝を抜いた。

 大谷は出場できなかった2月27、28日の壮行試合・中日戦(バンテリンドーム)前にフリー打撃を行ってファンやナインの注目を集めた。試合前は屋内での打撃ケージ内で調整することがほとんどで、試合前にフリー打撃を行うことはほとんどなく、エンゼルス時代の23年9月4日の本拠地・オリオールズ戦前以来約3年ぶりとなった。同練習では、右脇腹を痛めてその日の試合を欠場した。

 米アリゾナ州グレンデールのキャンプではライブBP(実戦形式の練習)で10打席に立ったが、安打性の当たりは2本のみで柵越えはなし。唯一出場した21日(日本時間22日)のオープン戦の敵地・エンゼルス戦でも3打数1安打で、3年ぶりにオープン戦初戦に本塁打が出なかった。帰国後は2、3日に強化試合の阪神、オリックス戦(ともに京セラドーム)に出場したが、2試合合計で5打数無安打。いまだ実戦の打席で本塁打が出ていないことも異例の調整をすることにつながったのかもしれない。

 状態を心配する声もあったが、4日の会見では「体がまず状態良く、けがなくここまで来ているので、現段階では十分満足してます」と自信をのぞかせていた。

 ◆大谷の今季のフリー打撃 2月のキャンプ以降では4度目。米アリゾナ州グレンデールのキャンプ中には帰国直前の2月22日(日本時間23日)に1度だけ行って35スイングで柵越えは大谷にしては少ない5本だけだった。

帰国後は2月27、28日の中日戦(バンテリンドーム)前に2日連続で実施。28スイングで11本の柵越え、25スイングで9本の柵越えだった。2日連続のフリー打撃は23年3月のWBC中以来だった。

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