第98回センバツ高校野球大会(19日開幕・甲子園)の組み合わせ抽選会が6日、大阪市内で行われた。東洋大姫路(兵庫)は、第3日第1試合で花咲徳栄(埼玉)と対戦。

2003年春に延長15回引き分け再試合となった伝説の一戦以来、23年ぶりに顔を合わせる。

 偉大な先輩たちに続く。東洋大姫路が第3日第1試合で、23年ぶりに花咲徳栄と対戦する。前回の2003年センバツは延長15回引き分け再試合。次戦も延長10回でサヨナラ勝ちと話題を呼んだ。当時生まれていなかった松本太翔外野手(3年)にとっても伝説の一戦だ。

 「知っています。1年生の時にコーチの方に教えてもらって知りました」。生を受ける5年前の出来事だったが、映像を探した。文字通りの死闘を制した先輩の雄姿を確認していた。「“東洋”のすごい強かった時代。粘り強く勝てるのがすごかった」と、あこがれた。

 違う因縁で花咲徳栄との対決を心待ちにしていた男もいる。主軸の渡辺裕太内野手(3年)だ。中学では兵庫加古川ヤングに所属。3年夏にはNOMOジャパン入りし、「JUNIOR ALL JAPAN」で米国に遠征した。その時にチームメートとなったのが、花咲徳栄のエース・黒川凌大、リードオフマン・岩井虹太郎内野手(ともに3年)。遠征で意気投合し、遠く離れても連絡を取り合う。センバツ出場が決まり、お互いに健闘を誓っていたが、初戦での激突が実現した。

 前チームは春夏連続甲子園出場を決めた。1学年上の先輩の背中を追い、同校初の夏春連続出場、3季連続甲子園出場を決めた。「古豪から強豪と呼んでいただけるよう、一戦一戦、粘り強く戦っていきます」と松本主将。先輩から脈々とつながれてきた伝統を受け継ぎ、自分たちが主役になる時が来た。(高柳 義人)

 ◆03年の延長15回引き分け再試合 準々決勝の東洋大姫路・花咲徳栄は2―2で延長15回引き分け再試合となった。

東洋大姫路のグエン・トラン・フォク・アンが191球、花咲徳栄・福本真史(ともに3年)が220球を投げ抜いた。00年春に延長戦が18回から15回に短縮されてから初適用となった翌日の41年ぶりの再試合は延長10回、東洋大姫路が6―5でサヨナラ勝ち。アンがリリーフで3回1失点に抑え、救援した福本の暴投で決着した。

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