◆オープン戦 オリックス2―3巨人(6日・京セラドーム大阪)

 山崎は開幕に向けて順調そのものだ。あのまま完投できるような、ほぼ完璧な内容。

もともと緩急を使うのがうまいが、昨季よりもさらに磨かれた。いろいろな球をバランスよく使い、各球種の精度も上々。フォークは低めの直球と同じ軌道から落とし、文句のつけようがなかった。3回に広岡を遊ゴロに打ち取ったスライダーはコースが甘くてもタイミングが合わず、バットの先。腕をしっかり振り、ボールをうまく抜くことができている証拠だ。

 ただ、スライダーは少し浮くこともあり、4回に太田に右中間に運ばれたが、修正するだろう。ピンチでもギアを上げながら、丁寧に低めに投げた。3回1死三塁の紅林は外角低めに抜群の制球で直球を続け、ボール球のフォークで遊ゴロ。打球が上がることのない投球だった。4回1死二塁の杉本の遊ゴロも同様に、打たせるべくしてゴロを打たせた。

 マウンドさばきにも成長を感じる。サインに「違うだろ」と、いわんばかりの表情で首を振っていた。

自分で組み立てを考え、明確に主張できるようになった。投げ急ぐ様子もなく、エースの風格が漂っていた。

(スポーツ報知評論家)

編集部おすすめ