◆WBC 1次ラウンドC組 日本8―6韓国(7日・東京ドーム)

 侍ジャパンの守護神としてマウンドに立った巨人・大勢投手(26)は、帽子を脱いで一礼すると、集中力を研ぎ澄ませた。8―6の9回。

先頭・金倒永を初球・直球で中飛に打ち取ると、続くジョーンズの中堅への飛球を周東がフェンスにぶつかりながら好補。最後は李政厚を一ゴロに打ち取り、笑顔で試合を締めた。3者凡退、7球でWBC初セーブをマークし、「今後の登板にいい形で入れるんじゃないかとホッとしています」とはにかんだ。

 やり返したかった。昨年11月「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」の韓国戦では1点リードの9回に登板するも同点弾を被弾。「僕自身も強い思いがあった。それをぶつける機会が巡ってきたので、あの時のことを思い出しながら打者に向かっていきました」。よみがえった悔しさを胸に腕を力強く振り抜いた。

 これでWBCは23年大会から5試合連続0封。井端監督からは「彼らしいボールを投げれば抑えられると思っていた。投げれば投げるほど良くなっている。次も任せたい」と守護神としての信頼を勝ち取った。

「代表のユニホームを着て国を背負って戦う、こういう状況で野球ができていることに感謝して相手に向かっていきたい」と大勢。最後の最後までチームの勝利を守り切る。(水上 智恵)

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