◆第75回スプリングS・G2(3月15日、中山競馬場・芝1800メートル=3着馬までに皐月賞優先出走権)

 昨夏、札幌出張の際に一番衝撃を受けたのがクレパスキュラーのデビュー戦だ。函館で追い切りを見ていた時から、その馬体の良さに大物感を感じていた。

パドックでも若さを出していたが、馬体の良さは一枚上のものがあった。レースでは前半から行きっぷりが良く、抑えきれない感じで向こう正面で早くも先頭に。速いペースで引っ張る形になったが、直線でも後続を離す一方で、レベルの違う勝ち方だった。

 レース後、栗田調教師に会った時の「これは走りますね」の言葉と、驚いたような表情が忘れられない。勝ちタイムの1分47秒2は、従来の2歳レコードを0秒6上回り、同日の古馬重賞、クイーンSと比較しても1秒2の差しかない。新馬戦としては驚異的な数字だ。

 前走のひいらぎ賞でも、折り合いに苦労する場面がありながら、直線では難なく抜け出して2馬身半差で完勝。この勝ちタイムも同日のターコイズSを0秒1上回っており、改めてそのポテンシャルを見せつけた。課題はまだまだ多いが、3連勝の可能性は高いと考えている。(山下 優)

編集部おすすめ