侍ジャパンドジャース大谷翔平投手(31)が、第6回WBCで、2連覇とともに史上最多の本塁打王を狙う。チームは1次Rの1位通過を決め、大谷も1番打者としてここまで3戦で2発を含む9打数5安打の打率5割5分6厘とチームをけん引。

これまでの1大会の最多本塁打は06年韓国の李承ヨプ(現巨人打撃コーチ)、23年米国のT・ターナー(フィリーズ)の5本。勝負強さも発揮している大谷には十分に射程内だ。

 大会2連覇へ最大で残り4試合。メジャーのスター選手がそろうドミニカ共和国かベネズエラとの対戦が濃厚な準々決勝以降は、厳しい戦いが予想される。一発勝負とあって、勝負を避けられる場面が増える可能性もある。

 そんな時こそ、一層の集中力を発揮するのが大谷という男だ。今大会も6日の初戦・台湾戦で先制満弾。7日の韓国戦でも同点ソロを放つなど勝負強さは別格。ドジャースでも昨季のポストシーズン(PS)では、17戦16四球(うち敬遠9)と勝負を避けられる中でも史上2位タイの8本塁打を量産してワールドシリーズ連覇に導いた。

 まずは1次R最終戦となるチェコ戦で勢いをつけたい。23年WBCで対戦した際には、130キロにも満たない直球にも苦戦して3打数1安打で本塁打はなかった。この日は非公開練習だったが、大谷の姿はなし。

井端監督は大谷について「試合になったら先頭に立って、見ていて頼もしい」とリーダーシップに目を細め、「残りの試合も全てやってくれるとありがたいなと思っています」と期待を込めた。オーストラリア戦の7回には四球を選んで吉田の逆転弾につなげるなど、献身性も光る大谷。勝利を最優先にしながら、大会記録を上回るくらい打ちまくれば、連覇は近づく。(安藤 宏太)

 〇…侍ジャパンのドジャース・大谷が9日、自身のインスタグラムを更新し、愛犬デコピンの最新姿を公開した。ややうつむいたデコピンがぬいぐるみ2体を見つめるほほ笑ましい光景―、かと思いきや、人形は目や鼻が無残にも“破壊”。かみちぎられたものとみられ、まさかの反省ショットだった。2年前にも大谷がアンバサダー就任したゲームキャラクターのぬいぐるみを食いちぎっており、やんちゃっぷりも増すばかりのようだ。

 ◆今大会の本塁打上位

〈1〉2 D・ノリ(伊)

 〃 L・アラエス(ベ)

 〃 J・カミネロ(ド)

 〃 大谷翔平(日)

 〃 吉田正尚(日)

 〃 鈴木誠也(日)

 〃 A・ホール(豪)

 〃 S・フェアチャイルド(台)

 〃 L・ラミレス(ブ)

 〃 S・ウィットコム(韓)

 〃 文 保景(韓)※日本時間9日終了時点。ベはベネズエラ、メはメキシコ、ドはドミニカ共和国、ブはブラジル

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