侍ジャパンのブルージェイズ・岡本和真内野手(29)が“後半戦男”を再現するように上昇気流に乗る。WBC1次Rではここまで3試合連続「5番・三塁」で先発出場し、10打数1安打1打点。

24、25年に巨人野手担当だった宮内孝太記者が、爆発が期待される岡本を「見た」。

 沈黙の中にも、明るい予兆が宿っている。岡本は初戦の台湾戦で1安打1打点をマークして以降、2試合連続で無安打に終わっている。3試合を終え、10打数1安打1打点。好守を連発する一方で、バットは湿りがちとなっている。

 ただ、悲観的になる必要はないと見る。バロメーターの一つとなるのが四球を選べていること。3試合で3つ。巨人時代に打撃の調子を落とした時には「ボール球を振ってしまっているので」と悔しそうに語っていたことが何度もあった。器用であるがゆえにボール球を追いかけて状態を落としていくケースが過去にはあったが、今は違う。8日のオーストラリア戦(東京D)では際どい球を冷静に見極めて2四球で出塁するなど、強引な打席は見られない。巨人時代に打撃コーチとして岡本を見ており、選手としてもWBCを経験した亀井外野守備走塁コーチは「大会では状態がいいとか悪いとかは関係ないからね。

台湾戦ではヒットも出て、前もあっち(米国)いってから打っているしね」と、変わらぬ期待と信頼を口にした。

 世界一になった23年大会は準々決勝進出以降の3試合で2発。重圧を力に変える“後半戦男”と言える。大谷、鈴木、吉田が好調なだけに、岡本が本領を発揮すれば破壊力が増す。9日は休養に充て、10日のチェコ戦に向けて「しっかり勝てるように頑張りたい」と力を込めた。1次R最終戦。快音を響かせ、準々決勝に乗り込む。

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