◆第62回金鯱賞・G2(3月15日、中京競馬場・芝2000メートル=1着馬に大阪杯の優先出走権)=3月10日、美浦トレセン

 悔しい敗戦を重ねるごとに思いは強くなっている。4戦続けて重賞2着のドゥラドーレス(牡7歳、美浦・宮田敬介厩舎、父ドゥラメンテ)は10日、美浦・坂路で59秒5―14秒7をマークし、力強く駆け上がった。

「けっこうしっかりやって上がってくる馬」と宮田調教師が表現するように、稽古を積みながら調子を上げるタイプ。その思惑通りに5日の1週前追い切りから状態が上がってきている。

 2走前のオールカマーは24年のグランプリホースで妹のレガレイラとのきょうだい対決で1馬身1/4差。前走のアメリカJCCでも昨年の日本ダービー3着馬ショウヘイに1馬身半差と強敵相手にも懸命に食い下がった。宮田調教師は「馬がサボっての2着ではなくて毎回、本当にしっかりいい競馬をして2着を続けてくれている。偉い馬です」と奮闘に敬意を称す。だからこそ“未冠”の大器としてではなく、重賞ウィナーとしてG1に出走することを誰よりも願っている。

 「何としても勝ってG1に行きたいです。強い相手に対しても必死に立ち向かう馬だと思っているので、それをG1の舞台でお見せしたい」。シルバーコレクターを返上して大舞台へ弾みをつける。(浅子 祐貴)

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