◆アネモネS・リステッド(3月14日、中山競馬場・芝1600メートル、2着まで桜花賞の優先出走権)=3月10日、栗東トレセン

 メイショウハッケイ(牝3歳、栗東・本田優厩舎、父ダイワメジャー)は、昨年のファンタジーSで3着の実力馬。今回のアネモネSは、登録している全馬が1勝馬という組み合わせで、ここなら実績は上位だ。

 「メイショウ」の先代オーナーである松本好雄氏のJRA通算2000勝の節目を飾った馬だが、最近は不運が重なっている。当初は2月7日の春菜賞に出走予定で、パドックを周回していたが、降雪のため、東京競馬の8R以降のレース中止が決定。その場で鞍を外し、栗東に戻る“カラ輸送”になってしまった。1週スライドで出走したこぶし賞では、6着に敗れた。橋本助手は「カラ輸送の影響か、パドックでイレ込みがきつかったし、力を出し切れなかった」と悔やむ。

 誤算はそれだけではなかった。7日の報知杯FRは得意の1400メートル戦で期待されたが、抽選で除外の憂き目にあった。しかし、ここに来て状態は上向きだ。4日に栗東・CWコースで5ハロン66秒2―11秒3を馬なりでマーク。10日も軽快なキャンターを見せた。「トレセンでの雰囲気は変わらずに、いつも通り。状態もいいですよ」と同助手も前を向く。

 ここ2走のラストは伸びを欠いているが、「2戦とも、前に壁をつくれていなかった。ポテンシャルは高いですし、マイルでも大丈夫だと思います」と同助手に悲観の色はない。今度こそ抽選をくぐり抜けて、桜花賞切符をつかむ。(山下 優)

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