◆オープン戦 阪神2―1西武(10日・甲子園

 阪神・中川勇斗捕手がオープン戦1号を放った。4回1死のフルカウントから西武・高橋光のカットボールを左翼席へ。

スポーツ報知評論家の福本豊氏は結果だけでなく、打席内容を評価し、開幕1軍入りへ太鼓判を押した。

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 4回の中川は西武のエース格の高橋光から見事な一発やったね。2ボール2ストライクから外角の変化球を見極めて、続く6球目をバチーン! 左足を大きく上げて下半身から始動し、きっちりとタイミングが取れている。結果だけでなく、過程、内容も含めて高く評価できる打席だった。

 佐藤、森下が侍ジャパンで抜け、若手選手にはまたとないチャンスが訪れている。どれだけ目の色を変えて野球ができるか。その観点で言えば、中川からは必死さが伝わってくる。本塁打の打席でも、2ボールからの2球を迷いなく振り切っていた。ともにファウルになったが、バッティングカウントでスイングを仕掛ける積極性は大したものだ。

 現状でも1軍メンバーに入ってくることは間違いない。前川、高寺に、リハビリ中のドラフト1位・立石らライバル選手との兼ね合い次第では、左翼の開幕スタメンもあるだろう。昨年、1軍で25試合に出場した経験が間違いなくプラスになっている。

レギュラー確保へまたとない機会だ。(スポーツ報知評論家)

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