◆第62回金鯱賞・G2(3月15日、中京競馬場・芝2000メートル、1着に大阪杯・G1の優先出走権)=3月10日、栗東トレセン

 昨年の覇者クイーンズウォーク(牝5歳、栗東・中内田充正厩舎、父キズナ)は、追い切り前日のこの日、栗東・坂路を62秒8―14秒7で駆け抜け、牝馬らしからぬ雄大な馬体を弾ませた。4日のCWコースでは、ラスト1ハロンでこの日の最速タイとなる10秒9(6ハロン81秒5)をマークして上々の動きを見せている。

福永助手は「放牧でリフレッシュを図り、このレースを目標にしています。1週前追い切りではしまいをしっかりと伸ばし、時計的にもよく動けていました」とうなずいた。

 昨年は新潟記念の本馬場入場で転倒し、競走除外のアクシデント。前走の天皇賞・秋では9着だったが、着差はわずかに0秒4しかない。「牡馬の一線級が相手でしたが、不利な大外枠からよく頑張ってくれました」と同助手は振り返った。ヴィクトリアマイル以来の実戦だったことを思えば、着順以上の評価ができる。

 今年は昨年勝った金鯱賞を始動戦にチョイスした。24年のローズSも含め、中京の2000メートルは2戦2勝と相性のいい舞台だ。「この馬の実力を発揮できる条件です。昨年とメンバーは違ってきますが、いい走りができれば」。昨年は跳びが大きいこの馬にとって、適していない雨の重馬場だったが、ねじ伏せる形で鼻差で勝利をもぎ取った。今のところ、良馬場が見込める今年は、昨年よりも切れが増すはずだ。

 中内田厩舎は19年のダノンプレミアム、23年、24年をプログノーシスで勝っており、金鯱賞を4勝、3連覇中だ。もし今年も勝てば、史上初のJRAの平地G2・4連覇となる。4勝全ての手綱を執ってきた川田とのゴールデンコンビで、偉業を成し遂げる。

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