◆WBC 1次ラウンドC組 日本9-0チェコ(10日・東京ドーム)

 既に8強進出を決めている侍ジャパンが、1次ラウンド最終戦に臨み、8回の猛攻でチェコを振り切った。スポーツ報知評論家の高木豊氏は、準々決勝からのキーマンとして阪神勢の2人の名前を挙げた。

************

 村上に最後の最後に満塁弾が飛び出した。主軸に座りながら結果が伴わず、重苦しい雰囲気の中で野球をやっていたと思う。少しでも気持ちが晴れ、状態が戻ってくれば心強い限りだ。

 ただ、そこまでの4打席の内容をどう評価するか。準々決勝以降の相手は投手のレベルも格段に上がってくるだけに、渡米後にも状態を慎重に見極める必要がある。

 森下と佐藤の2人は、今後スタメンの選択肢に入れてもいいと思われる。森下はこの日先発した野手の中では、最もいいスイングをしていた。ボールを引きつけて強くしっかりと振れる。大会前から、いい状態を維持している。佐藤も二塁打があり、8回には決勝点につながる死球もあった。オーストラリア戦でも貴重な適時二塁打を打った。彼の打席は、ポイントのひとつになっている。

 準々決勝では、近藤の不振も踏まえ、右翼で森下か佐藤を相手投手の左右によって併用するというパターンがひとつ。村上の状態がやはりイマイチだ、ということになれば、佐藤を三塁、岡本を一塁で使い、森下を右翼に入れる―というチョイスもある。井端監督には悩ましいところだが、どういう決断を下すかが見ものだね。(スポーツ報知評論家)

編集部おすすめ