JRAは3月11日、池添謙一騎手=栗東・フリー=と、高杉吏麒騎手=栗東・藤岡健一厩舎=に同21日、22日までの2日間の騎乗停止処分を科したと発表した。調整ルーム到着時のスマートフォンの使用履歴検査により、スマートフォンの不適切使用が認められたため。

 池添騎手と高杉騎手はともに、7日は阪神競馬場で12Rまで騎乗。その後、翌日に騎乗予定があった中山競馬場へ移動した。その際、池添騎手はタクシーの車内、高杉騎手は移動中の列車内にて、いずれも自身のスマートフォンで定額制動画配信サービス「Netflix」および、JRA―VANを視聴していたことが使用履歴検査により、判明した。なお、外部との通信履歴はなかったことが確認された。

 裁決委員によると、池添騎手はテザリングにより、JRA認定タブレットの使用を試みたものの、うまく接続できず、同端末に搭載されているこれらのアプリであれば、個人のスマートフォンでも問題ないと考え、高杉騎手はイヤホンが同端末にうまく接続できなかったため、池添騎手同様に同アプリであれば、個人のスマートフォンでも問題ないと考えた。

 両者ともに認定タブレットで承認されているアプリ以外の使用はなく、外部との通信履歴もなかった。しかし、スマートフォンでの使用が認められていないアプリを開催節内の移動時に使用し、通信を伴い動画を視聴した行為は、競馬の公正確保について業務上の注意義務を怠った軽率な行為と言わざるを得ないとの判断がなされ、日本中央競馬会競馬施行規程第147条第19号により騎乗停止2日の処分が下された。

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