◆練習試合 市和歌山3―1中京大中京(3月12日・市和歌山高グラウンド)
今秋のドラフト候補で最速151キロ右腕の市和歌山・丹羽涼介(3年)が12日、同校グラウンドでセンバツ大会出場の中京大中京(愛知)との練習試合に先発。3回1安打無失点で最速144キロをマークした。
昨年のセンバツで初戦で横浜に敗れたが、、6回2/3を2安打1失点、8奪三振と鮮烈な全国デビューを果たした右腕に、NPB5球団10人のスカウトが視察。4人態勢の巨人・榑松伸介スカウト部スカウトディレクターは「縦に変化するスライダーに特徴がある。腕の振りもいいし、投げっぷりがいい」と評価。ロッテ・榎康宏アマスカウトディレクターも「スライダーが魅力。変化球はもともといいので、(暖かくなれば)球速も出ると思う」と素質を高く評価した。
初回に先頭打者に安打を許し、暴投と犠打で三塁に進まれるが、4番・荻田翔惺を遊ゴロに。3回2死走者なしから3連続四球で満塁のピンチも招くも、荻田を二飛に押さえた。「3回は(2死目を)真っすぐで三振が取れたので、(その後)力んでしまった。満塁で抑えられたのは評価したい」と丹羽。荻田とは中学時代にボーイズリーグの春季全国大会決勝で対戦し敗れた。死球を与えたことを覚えている。「いいバッターだったのは知っていたので『抑えたろ!』と思いました」と語った。
スカウトが高い評価をする一方で、丹羽本人は希望進路を決めきれずにいる。「プロにいくか、野球をきっぱりやめて美容師(を目指すこと)も考えています。そこで迷っています」と意外な選択肢があることを明かした。
周囲に美容系の友人が多いことや、ヒップホップが大好きで、地元・和歌山出身のMIKADOが“推し”で試合前も聞いているという。「美容といっても(自分がやりたいのは)髪を編み込んだり、そっち系ですよね。ドレッド? そうですね」と話した。
揺れる心。「(決断は野球での)夏の結果もありますね」と丹羽。両親や半田真一監督はプロ志望を進めているという。高校進学の際に指揮官から「丹羽君をプロに行かせる資格がある!」との熱烈アプローチを受け市和歌山を選択した。
まずは野球で確固たる成績を残す。春季県大会は4月12日の初戦で智弁和歌山と対戦する。










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