◆WBC 準々決勝 カナダ3―5米国(13日・米テキサス州ヒューストン=ダイキンパーク)

 米国(B組2位)が隣国のカナダ(A組1位)との接戦を制して、準決勝進出を決めた。15日(日本時間16日)の準決勝ではドミニカ共和国との対戦が決定。

決勝進出をかけてスター軍団対決となる。

 1次ラウンドでは3連勝発進を切った米国だったが、最終戦のイタリア戦でまさかの敗戦。その後の他チームの試合結果次第では1次ラウンド敗退の危機もあったが、何とか他力で準々決勝に駒を進めた。

 負ければ終戦の準々決勝も、ヒヤヒヤでの突破になった。試合序盤は危なげない試合運びを見せた米国。初回にジャッジ(ヤンキース)の二塁打などで1死二、三塁のチャンスを作ってシュワバー(フィリーズ)の一ゴロの間に先制点を奪うと、3回には、2死満塁でブレグマン(カブス)の三塁への内野安打に相手の失策も重なって2点を追加した。6回にもチュラング、クローアームストロングの連続適時打で2点を追加。先発のウェブ(ジャイアンツ)は5回途中4安打無失点と好投して降板。6回表終了時点で5―0と試合の主導権を握っていた。

 だが、6回裏から歯車が狂い始めた。2死二塁から2番手右腕・ケラー(フィリーズ)が適時打を浴びてマウンドを降りると、3番手のスパイアー(マリナーズ)がネーラー(ガーディアンズ)に2ランを被弾。5―3と2点差に迫られた。

7回は4番手ベッドナー(ヤンキース)が連打と捕逸で無死二、三塁のピンチを迎えたが、後続を抑えて何とか無失点で切り抜けてそのまま逃げ切った。

 米国は優勝した17年、準優勝だった23年に続いて3大会連続4度目の準決勝進出。カナダは初の8強入りで粘りの試合を見せたが、準決勝進出を逃した。ミラノ・コルティナ五輪では、男女アイスホッケーの決勝で米国とカナダが激突。いずれも米国が勝って金メダルを獲得した。カナダは野球で米国に一泡吹かせようと、練習ではアイスホッケー代表のユニホームを着るなどしていたが、あと一歩及ばなかった。

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