14日の中山メイン・アネモネS(3歳オープン・リステッド、牝馬限定、芝1600メートル=16頭立て)は、2番人気のディアダイヤモンド(美浦・手塚貴久厩舎、父サートゥルナーリア)が3馬身差の完勝。一躍、桜花賞の有力候補に名乗りを上げた。

2着は12番人気のルールザウェイヴ(美浦・宮田敬介厩舎、父ロードカナロア)。この2頭が桜花賞の優先出走権を獲得した。勝ち時計は1分32秒7(良)。

 今年重賞3勝と絶好調の津村明秀騎手を背に、好スタートを決めて好位へ。直線で前が開くと一気に加速して3馬身差をつける圧勝だった。初コンビの鞍上は「初めて乗りましたが、これまでのレースを見た中で、どんな競馬でもできそうだなと思っていました。調教で乗った感じもすごい乗りやすい馬で、何も心配せずに行けました」ときっぱり。センスの良さを感じていたようで、自信を持ってレースに臨んでいた。

 未勝利戦を圧勝後はアルテミスSを目標に調整したが、体調が整わずに回避。休み明けとなった前走のシンザン記念は内が荒れた馬場や、挟まれる場面に苦しんで9着に敗れたが、鮮やかな巻き返しを決めた。手塚久師は「今回は馬場の悪いところを避けて、3コーナーでうまく外に出せたのでよかった。今日は実力を発揮できた」と本領発揮に笑顔があふれた。

 デビューの頃から期待が大きかっただけに当然、桜花賞(4月12日、阪神競馬場・芝1600メートル)が選択肢に入る。「初めから(桜花賞に)行きたいなとは思っていた。今の時点では桜花賞に向けてかなという気はしています」と指揮官は桜の舞台を意識する。

 7日の報知杯フィリーズレビューをギリーズボールで制した手塚久厩舎は、2週連続で牝馬1冠目の権利を獲得。牡馬には共同通信杯を制したリアライズシリウスがスタンバイしており、クラシックの足音が近づくにつれて存在感は増すばかりだ。(浅子 祐貴)

編集部おすすめ