◆WBC 準々決勝 イタリア8―6プエルトリコ(14日・米テキサス州ヒューストン=ダイキンパーク)

 1次ラウンド(R)B組を驚きの全勝1位突破したイタリアが、プエルトリコに快勝し、史上初のベスト4進出を決めた。16日の準決勝(日本時間17日)では日本―ベネズエラの勝者と対戦する。

 試合は派手に幕を開けた。プエルトリコの1番カストロ(ロッキーズ)が、初回先頭打者アーチを放った。1次R4試合で本塁打が1本しか生まれていなかったプエルトリコが、いきなりの一発で先制に成功した。

 だが強打で1次Rを全勝突破したイタリアの勢いは本物だった。その裏に2四球で1死一、二塁とチャンスを作ると、1次Rメキシコ戦でWBC史上初の1試合3発をマークしたパスクアンティノ(ロイヤルズ)が中前に適時打。なおも1死一、二塁でカンゾーン(マリナーズ)とカグリオン(ロイヤルズ)も適時打で続き、3連続適時打で逆転。プエルトリコ先発のS・ルーゴ(ロイヤルズ)を1/3回でKOした。四球でなお1死満塁とし、ドラシオ(ダイヤモンドバックス)が犠飛で4点目。いきなり打者9人の猛攻をみせた。

 プエルトリコが2回に1点を返し、4―2で迎えた4回だ。2死から3連続四球で満塁とし、フィッシャー(ブルワーズ傘下)が右越えに大きな当たり。フェンス上端で跳ね返りそうな軌道だったが、最前列ファンが乗り出してキャッチした。

二塁打と判定されて2点を追加した。ドラシオもスライス回転でスタンドにワンバウンドで飛び込むエンタイトル二塁打で続き、さらに2点を追加で8―2と突き放した。

 8回、5番手フェスタ(ガーディアンズ)が安打と2四球で無死満塁ピンチを招いた。一ゴロの間に1点を返され、なお1死満塁から暴投でさらに失点。1死二、三塁からC・バスケス(無所属)に右前へ2点適時打を許し、6―8の2点差にまで迫られたが、なんとか逃げ切った。

 イタリア7人、プエルトリコ8人、両軍合計で投入した投手は15人。17四死球もあり、ピッチクロック下でも3時間32分かかった総力戦はイタリアの勝利で幕を閉じた。ナインはマイアミへ向かい、準決勝に臨む。

 前回大会での現役メジャーは6人。今回は17人(大会登録ロースター発表時点)で約3倍に増加した。日本とは前回大会準々決勝で対戦し、3―9で敗れているが、選手の格は比較にならないほど上がっている。従来のアズーリ(青色)のユニホームと同じように向き合うと、今大会でイタリアに敗れた5チームのように、痛烈なしっぺ返しを食らうことになるだろう。

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