◆WBC 準々決勝 日本5―8ベネズエラ(14日・米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 侍ジャパン山本由伸投手(27)=ドジャース=が14日(日本時間15日)、WBC準々決勝のベネズエラ戦に先発し、4回4安打2失点5Kと粘投。先発の役割を果たした一方で、チームを連覇に導くことはできなかった。

 「立ち上がり、いきなりホームランを打たれて。2回も長打から勝ち越しを許して。3回、4回と何とか抑えられましたけど、立ち上がりに失点してしまったというのは(ベネズエラが)すごい勢いのあるチームだったので。試合展開にすごく響いてしまったかなと思います」と振り返り、「今日負けてしまったので悔しかったですけど。またこの(日本代表の)ユニホームを着て野球ができたというのはすごく良かったと思います」と話した。

 初回はまさかのスタートとなった。ベネズエラの1番・アクーニャ(ブレーブス)にカウント1ボールから2球目をはじき返されると、打球は右中間席に吸い込まれた。初回先頭打者被弾。しかし、その後は3人で切り抜けた。すると、直後の攻撃では日本の1番・大谷翔平(ドジャース)が“お返し弾”となる先頭打者アーチで試合を振り出しに戻していた。

 2回にはトーレス(タイガース)に適時二塁打を浴び、勝ち越しを許した。それでも、日本は3回に佐藤(阪神)の適時二塁打、森下(阪神)の一時勝ち越しとなる3ランで4得点。

山本は直後の4回を3人で抑え、さすがの投球でマウンドを降りた。規定により50球以上は4日の休養が必要のため、69球を投げた由伸の今大会は終了。以降はベンチで声援を送った。

 山本はオリックスで21~23年にリーグ3連覇。3年連続で沢村賞、MVPに輝いた。ドジャース移籍後も24、25年と2年連続でワールドシリーズを制覇した。特に25年のワールドシリーズではシリーズMVPを受賞。侍ジャパンでも19年プレミア12、21年東京五輪、23年WBCで世界一に貢献。「優勝請負人」として期待を受けていたが、久しぶりに大きな敗戦を経験した。

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