◆WBC 準々決勝 日本5―8ベネズエラ(14日・米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 WBC連覇を狙った侍ジャパンが準々決勝のベネズエラ戦で逆転負けを喫し、第6回大会にして初めて準決勝に進めなかった。大谷翔平投手(31)=ドジャース=は初回に今大会3号となる先頭打者本塁打を放ったが、9回は最後の打者となり、夢には届かなかった。

 試合後、取材に応じた大谷は「本当に悔しいですね。強かったですし、自分たちの持ってるものを出しながら、最後力で押し切られた感じかなと思います。もちろん素晴らしい経験ではありましたけど、優勝以外はね、本当に、なんて言うんですかね、失敗というか、結果的にはそうなるんじゃないかなとは思うので。みんな優勝だけを目指して頑張ってましたし、監督のスタッフも裏方の人たちもそこを目指して頑張っていたので、こういう形で終わって非常に残念ですけど、必ず次があるので、そこに向けて頑張りたい」と悔しさをにじませた。

 1次ラウンドでは6日の初戦・台湾戦(東京ドーム)で先制の満塁本塁打を放つなどチームを勢いに乗せ、C組の1位通過に大きく貢献していた。この試合でも1回表にアクーニャ(ブレーブス)が先頭打者本塁打を放つと、大谷も負けじと1回裏に先頭弾返し。1―2の3回1死二塁の第2打席目では試合序盤でありながら申告敬遠で出塁し、佐藤(阪神)の適時二塁打、森下(阪神)の3ランを演出した。

 これまでワールドシリーズを制し、直後のWBCで優勝したのは、12年にジャイアンツ、13年ドミニカ共和国のS・カシーヤ投手の1人だけだった。ドジャースで同僚の山本とともに、偉業に挑んだが、史上最高レベルともされるWBCで頂点に立つことはできなかった。

 大谷は今後、ドジャースでワールドシリーズ3連覇を狙う。さらに、日本代表としてはメジャー勢の出場が認められる可能性が高いと言われる2028年ロサンゼルス五輪がターゲットになりそうだ。大谷はオリンピックについて「野球にとっては素晴らしいことじゃないかなと思いますし、選手が出たいのであればそれは素晴らしいことだと思うので、どういう選手が出るか分からないけど、枠組みとしてそういうのがあるというのは素晴らしいことだなと思います」と話していた。

慣れ親しんだロサンゼルスでの開催とあって出場に意欲を示しており、次の大舞台でリベンジが期待される。

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