◆WBC 準々決勝 日本5―8ベネズエラ(14日・米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 侍ジャパン鈴木誠也外野手(31)=カブス=が14日(日本時間15日)、WBC準々決勝のベネズエラ戦に「3番・中堅」で先発出場したが、初回に二盗を試みた際に右膝を痛めて途中交代した。侍ジャパンは逆転負けを喫し、第6回大会にして初めて準々決勝敗退が決まった。

 悔しい形での敗戦。試合後は足を少し引きずりながら帰路についた鈴木は「最後の最後でチームに迷惑をかけて申し訳ないという気持ちでした。周りの選手がカバーしてくれた。悔しい気持ちは残りましたけど、またリベンジできるようにやっていきたい」と絞り出した。

 初回にベネズエラはアクーニャ(ブレーブス)、日本は大谷翔平ドジャース)と1番打者がそろって先頭打者本塁打。1―1の同点の初回1死走者なしで第1打席に立った誠也は四球を選んで出塁した。その後2死一塁で迎えた5番・岡本(ブルージェイズ)の打席で二盗を試みた誠也は二塁にヘッドスライディングしたが、リプレー検証の末にタッチアウト。その場で苦悶(くもん)の表情を見せると、トレーナーらに支えられるようにしてベンチ裏に下がり、直後の2回の守備から森下(阪神)と途中交代した。けがの状態については「まだ検査とかはしてなくて、ドクターにみてもらっただけ。明日出発でそこからです」と語るにとどめた。

 誠也は前回23年大会でも侍ジャパンのメンバーに入りながら、大会直前に脇腹を痛めて出場辞退。今大会にかける思いは人一倍で、1次ラウンドでは2戦目の7日・韓国戦(東京ドーム)で2打席連続本塁打を放つなど、打率3割3分3厘、2本塁打、5打点と好調を維持していた。

守備でも慣れないセンターを懸命に守り、チームを引っ張っていた。

 19年プレミア12、21年東京五輪では中心打者として優勝に貢献したが、WBCでは17年に準決勝敗退、23年は出場辞退、26年は故障で途中交代で敗退と無念の結果が続いている。昨季、メジャーの日本人右打者では史上初の30本塁打、100打点を成し遂げたが、今回のけがで開幕戦出場も心配される。

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