◆第40回フラワーC・G3(3月21日、中山競馬場・芝1800メートル)=3月16日

 偉大な背中を追う。イクシード(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎、父キタサンブラック)が昨年10月以来、5か月半ぶりの復帰戦で初の重賞の舞台に立つ。

 全兄は23年のジャパンCでG16連勝のままターフを去り、世界ナンバーワンの称号を得たイクイノックス。10戦8勝2着2回と圧倒的なパフォーマンスで世界中に衝撃を与え続けた。兄も手がけた木村厩舎に所属。太田助手は「どうしても血統から注目はされますが、馬自身は良くなる余地が多分にある状態。まずは今できないところをやれるように」と現時点での課題の修正に取り組む。

 新馬戦ではメンバー最速となる3ハロン33秒4の末脚を披露し、1馬身半差の快勝。大外からさっそうとライバルを抜き去る姿は大物感にあふれていた。兄の主戦も務めたルメールは「手前を3、4回も替えていたが、ゴールしてからも疲れていなかった」と大器の片りんを感じ取っていた。

 放牧を挟んで先月14日に美浦に帰厩。坂路とWコースを併用し、丹念に乗り込みを重ねてきた。「新馬(の頃)より多少の改善は見られるが、粗削りなところをマイルドにしていきたい。現状の彼女のパフォーマンスでどれだけやれるか」と太田助手。

馬名の由来は「超える。偉大な兄を超えるような活躍を願って」。その名を証明する走りを見せる。

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