◆第74回阪神大賞典・G2(3月22日、阪神競馬場・芝3000メートル)=3月17日、美浦トレセン

 歴史は繰り返す。前走で3勝クラスへと昇級したレッドバンデ(牡4歳、美浦・大竹正博厩舎、父キズナ)が、昨年のサンライズアースに続く“下克上V”を狙う。

格上挑戦で勝てばグレード制導入以降で史上4頭目の快挙。大竹調教師は「戦ってきた相手がそれなりの成績を出していることを考えれば、変な競馬にはならないと思う」と自信をにじませる。

 ポテンシャルは決して引けを取らない。同じ3000メートルで行われた昨年の菊花賞は、大外枠からポジションを取りに行ったものの、序盤から力みが強くリズム良く運べたとは言いがたかった。それでもしっかり5着に入り掲示板を確保したあたりが豊富なスタミナの証明。「菊花賞はずっとハミをかんだ状態でしまいが甘くなった。今は当時のハミに戻してもかまなくなった。もう少し最後は脚を使えるようになるんじゃないか」とトレーナー。昨年のセントライト記念でもミュージアムマイルと0秒1差の接戦を演じた期待馬の一発をイメージする。

 状態面も上々だ。美浦・Wコースでの1週前追い切りでは主戦の佐々木大輔騎手を背に最後はびっしりと負荷をかけられ、僚馬に先着した。鞍上は「折り合いが良くなってきたし、少しずつしぐさや動作に子供っぽさが抜けてきました。

かなり中身ができてきましたね」と成長を実感。7戦連続のコンビとなるパートナーと初タイトルをつかみにいく。(石行 佑介)

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