◆第40回フラワーC・G3(3月21日、中山競馬場・芝1800メートル)追い切り=3月18日、美浦トレセン

 活気に満ちていた。G1・6勝をマークしたイクイノックスの全妹イクシード(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎、父キタサンブラック)は、Wコースで3頭併せの真ん中からスタート。

外のギャニミード(3歳未勝利)を1馬身半追走し、内のエンジェルラダー(4歳1勝クラス)から半馬身先行する形で、序盤からテンポ良くラップを刻む。最後の直線でグンとギアが上がると、鋭く伸びてフィニッシュ。6ハロン85秒2―11秒6で内と併入、外に半馬身先着した。

 今回が5か月半ぶりの実戦。やや頭が高い走法ながらきれいな加速ラップを描き、超良血馬らしいスピード感あふれる最終デモ。太田助手の「最初の頃に比べれば走りは良くなっているが、まだ改善できるところが残っている」という控えめなジャッジは、求めるものが大きいからこそだろう。3頭併せの最内に入った1週前より反応はグッと良化しており仕上がりに不安はなく映る。

 単勝1・7倍と注目が集まった初戦を大外から一気の末脚で鮮やかに制し、周囲の期待はさらに高まった。だが、スタート直後に外へと膨れ、直線では何度も手前を替えるなど幼さも残している現状だ。太田助手は「今出せるポテンシャルでどこまでやれるか」としながら「新馬戦を見てもまだ遊びながら走っていたし、体質も強くない状態でああいう競馬ができた」と評価。試金石ともいえる一戦をクリアすれば、世界NO1に輝いた偉大な兄の背中にまた一歩近づく。

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