◆第74回日経賞・G2(3月28日、中山競馬場・芝2500メートル)

 一昨年の有馬記念7着以来の中山・芝2500メートルとなるローシャムパーク(牡7歳、美浦・田中博康厩舎、父ハービンジャー)だが、前走の香港カップ(5着)から、この中間の調整過程が“線”になっているように感じる。2年前の暮れのグランプリは、スタートからかなりの距離を力み通しで走り、消耗が激しかった。

それでも勝ったレガレイラからは0秒5差。勝利への課題は「折り合い」と明確になった。

 前走の香港カップでは最後方まで位置を下げ、折り合いに重きを置いた。結果は5着に終わったが、4コーナーを回ってくる脚にはすごみがあり、あわやのシーン。復活へ一筋の光が見えたといえる。

 美浦・Wコースでの1週前追い切りは3頭併せの最内からラストだけ気合をつけられた。ゴール後もステッキを入れられており、実戦へ行って何とかラストの末脚をしっかり頑張らせたい、という意図が伝わってくるもの。田中博調教師も「操縦性の向上と、落ち着いた走りができて、なおかつしっかりと走れるという事に取り組んできました。今のところとても順調に来ていると思っています」と手応えをにじませる。重賞2勝、国内外でG1・2着2回の実績馬に復活があるならば、ここだと思っている。(石行 佑介)

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