西武・栗山巧外野手(42)と炭谷銀仁朗捕手(38)の大ベテラン対談が実現した。今季限りでの引退を表明している栗山と、その背中を追い続けてきた炭谷。

若き頃の思い出話から2008年以来遠ざかっている日本一への思いまで、熱い気持ちをぶつけ合った。(取材・構成=大中 彩未)

 * * * *

ーお互いをどのように呼ばれていますか。

(炭谷)僕、栗山さん。

(栗山)銀、銀仁朗。

ー最初からですか?

(栗)そうですね。一番最初は炭谷って呼んだかもしれないですけど。銀仁朗ですね。

ーお互いの第一印象と現在の印象は。

(炭)僕、結構いろんなところで言ってるんですけど、第一印象はお風呂場やったんですよ。昔の寮の。

(栗)恥ずかしいな、その話(笑い)。

(炭)風呂場で初めてお会いしたんですけど、まあオフっていうのもあって、金髪の栗山さんが湯船に浸かってて、僕がそこへ入っていって、「炭谷です」っていうあいさつをしたのが最初ですね。

だから怖かったです。

ー今現在はどう思ってますか?

(炭)スカウトが一緒なんですよ。で、僕が西武に決まって、入団、入寮する前にスカウトの方から、「中島(宏之)、栗山、中村(剛也)、その3人の背中ついていけよ」ってって言ってもらっていた。栗山さんたちが「炭谷っていうのが入るからな」って聞いてたかどうかわかんないんですけど、もうすぐそこから食事連れてってもらったりして、いろいろ面倒みてもらったんで、怖いっていう印象はすぐなくなりましたね。

ーお兄ちゃんみたいな感じですか?

(炭)今はね、今はそうやって言えますけど、お兄ちゃん的存在って。もちろん先輩ですけど、当時若い時は、怖くないと言っても大先輩ですから。一線超えることはなく(笑い)

ー栗山選手から見ての印象はどうですか?

(栗)そうですね、銀仁朗はインパクトが強かったですね。もう最初から。涌井(秀章、現中日)とは一個違い?

(炭)一個違いです。涌井さん一個上です。

(栗)そうやんな。で、もういきなり10代バッテリーで行ったりしてね。

(炭)開幕2戦目で、10代バッテリー。

(栗)なんせ10代バッテリーで、紙面賑わせたっていうのが。でね、打つ方でも北九州で、打って(3月29日のソフトバンク戦でプロ1号満塁弾)、一躍っていう、そういう印象が強くて。まあでも僕らとは違って。僕らスタートは、おかわり(中村剛也)も僕もファームから、中島さんもそうですけど、地道に来た感じなんですけど。(炭谷は)いきなりね、1軍の舞台やったから。すごいなと思ってね、見てましたけど。

ー今はどういう印象ですか?

(栗)まあ(移籍して)寄り道したところがありますからね。その期間っていうのも含めて、ちょっとこっちの教育が足りへんかったなと思うところもあるし。さっきのリラックスした感じとか。あれは我がライオンズにはない感じなんですけど。ちょっとのびやかになって帰ってきたっていうのもあるんで。

でも選手としてもね、いろんな経験して来てますから。頼もしい後輩、そんな存在になってきてますね。

ー(中村含めた)3人でもなかなか食事に行かないって話だったと思いますが、最後に2人でご飯に行ったのはいつ。

(炭)そもそも2人って2人でご飯ってないんじゃないですか。

(栗)2人はないな。誰かしらおるよな。

(炭)誰かしらいますね。中村さんであったり、中島さんであったり。まあその他後輩であったり。

ー2人で後輩を連れて行く機会も?

(栗)あったよな。

(炭)はい、もちろん。

ーそういう時はどういうお話をされるんですか?

(炭)野球の話。

野球、野球の話も真面目なことも、ふざけたことも。多分。みんなが思ってるようなことじゃないですか。

ー2人で一緒に後輩を連れて行こうってなるんですか?それとも後輩から一緒に行きたいですって言われる?

(栗)連れて行くパターンが多いんじゃないですか。もう最近はな、もうないもんな。銀仁朗ともおかわりとも飯行く機会も少なくなってるし。

(炭)よくサウナ行ったっすよね。2人やったら。

(栗)そうやな。

(炭)2人っきりっていうんやったら遠征先で。

(栗)風呂行きよったな。

(炭)スーパー銭湯じゃないですけど、サウナみたいな行くんが多かったですね。

(栗)そんなもん、そんなもんやで。最近は風呂も行かないですよ。

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