◆第73回毎日杯・G3(3月28日、阪神競馬場・芝1800メートル)=3月24日、栗東トレセン

 アルトラムス(牡3歳、栗東・野中賢二厩舎、父イスラボニータ)は、栗東・CWコースで体をほぐした。しっかりとした脚さばきで、元気いっぱいだ。

野中調教師は「順調ですよ。少しずつ体力もついてきた感じだね」と優しいまなざしを向けた。

 前走のシンザン記念では、後方から外を回って3着。勝ち馬がインコースをぴったり回っていただけに、通ったところの差が出た。「京都は特殊な馬場だったし、よく追い込んできた。内容は強かったと思う」とトレーナーは分析した。負けたが、重賞の流れを経験できたことは大きい。

 昨年の春に右後肢を骨折して手術。デビューが予定よりも遅れた。「正直、ここまで早く、能力を示してくれるとは思わなかった」。指揮官の想像を超えるスピードで、馬は良くなってきた。デビュー戦は上がり3ハロン最速、シンザン記念も34秒1で迫るなど鋭い末脚が長所だ。

「長くいい脚を使えるし、阪神の外回りは合っているんじゃないかな」と期待は大きい。僚馬のマテンロウゲイルは21日の若葉Sを制し、皐月賞の有力候補になった。今週も野中厩舎から目が離せない。(山下 優)

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