◆第56回高松宮記念・G1(3月29日、中京競馬場・芝1200メートル)

 今年の上半期のG1が終わった頃には還暦を迎える私もそう在りたい。スプリントG1(高松宮記念、スプリンターズS)は活躍年齢が明らかに伸びている。

過去10年で7歳以上は【3・0・3・68】だが、ここ4年に絞ると【3・0・2・20】。時代は変わって、おっさんでも十分に第一線で「働ける」という訳だ。

 ここで「おっさん」に限ったのは、G1では「おばちゃん」にはまだ厳しい現実があるからだ。7歳以上牝馬のG1成績は前哨戦編でも触れたが、2000年以降で【1・0・0・49】。高松宮記念でも7頭が出走してオール着外。データ編では7歳牝馬を推す訳にはいかない。

 7歳牡馬レッドモンレーヴの一撃がないか。強調点は前走が東京新聞杯であること。距離短縮組(前走1200メートル超)は、オレハマッテルゼ(前走1400メートル)、ラインクラフト(前走1600メートル)のワンツーで決まった2006年から20年連続で少なくとも1頭は馬券対象になっている。過去10年の距離短縮組で前走1着は【0・6・0・10】で信頼度は増すが、着差0秒7以内の敗戦なら【1・2・3・33】。複勝率15・4%は無視できない数字だ。23年、前年の阪神C0秒2差8着から臨んだ8歳馬トゥラヴェスーラは13番人気3着。

東京新聞杯0秒3差8着からレッドモンレーヴが「おっさんパワー」を示す。

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