◆JERAセ・リーグ 巨人3―1阪神(27日・東京ドーム)

 巨人が開幕戦で昨季王者の阪神に競り勝った。ドラフト1位・竹丸竹丸和幸投手(24)=鷺宮製作所=が6回3安打1失点の好投で、球団史上初となる新人開幕投手勝利。

ジャイアンツでルーキーとして64年ぶり3人目の大役に抜てきされた左腕が、大仕事をやってのけた。打線も1番・キャベッジが球団では2007年の高橋由伸以来、19年ぶりとなる開幕戦先頭打者アーチ。新4番に座った新外国人のダルベックも4回に貴重な来日1号ソロを放ち加点した。9人中、実に6人が開幕スタメン初体験というフレッシュな布陣で勝負に出た、阿部慎之助監督の大胆な采配もズバリ。昨季のセ・リーグ覇者から勝利をもぎ取った。

 巨人は初回、ルーキー竹丸が2死から阪神の森下に初安打を許したが、4番の佐藤を打ち取りゼロ発進。するとその裏、キャベッジが阪神先発の村上の内角144キロ直球をうまくとらえ、先頭打者弾を右翼スタンドに放り込んだ。「打てたことを神に感謝するよ」。昨季も開幕戦でチーム1号を放ち、17発でチーム本塁打王だった助っ人砲が、今季は超攻撃的1番として打線を勢いに乗せた。2番・松本剛が11球粘って四球で出塁すると、3番・泉口が見事にエンドランを決めて右前安打。無死一、三塁とチャンスを広げると、新外国人ダルベックの遊ゴロ併殺打の間に1点を追加した。

 竹丸は新人らしからぬ堂々としたマウンドさばきで3回まで無失点に抑えた。

4回に無死から連打で無死一、三塁のピンチを招いたが、大山の中犠飛による1失点にしのいだ。杉内投手チーフコーチは「ゾーン内で勝負できていることが良い結果につながっている」と試合中にコメント。直球を思い切って投げこむ強気の投球で、阪神打線をねじ伏せた。

 すると4回裏、1死からダルベックがバックスクリーンへ豪快な来日1号。「1点返された後だったので、すぐにリードを広げることができてよかったよ」という新助っ人砲の貴重な一発で、リードを再び2点に広げた。

 竹丸は結局、6回を79球で1失点にまとめた。すると阿部監督は7回に船迫、8回は日本ハムから新加入した北浦、9回に田中瑛を投入する大胆な継投で逃げ切った。

 竹丸は球団史上初となる新人開幕投手勝利。米移籍した岡本和真に代わる新4番に起用したダルベックが来日1号と、起用した新戦力が軒並み活躍するなど、阿部采配もズバリ。昨季は直接対決で8勝17敗と大きく負け越した阪神に競り勝ち、大きな開幕戦勝利を手に入れた。

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