◆JERAセ・リーグ 巨人3―1阪神(27日・東京ドーム)
巨人軍前監督で、オーナー付特別顧問の原辰徳氏(67)が27日、スポーツ報知に特別寄稿した。指揮官として球団史上最多となる1291勝を誇り、9度のリーグV、3度の日本一に導いた名将が、阪神との開幕戦(東京D)をチェック。
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ナイスゲームだ! 生まれ変わろうとしているチームに、勇気を与える1勝になったと言える。助っ人や先発投手も含めて、初めて開幕スタメンに名を連ねた選手が6人。その並びも含めて、阿部監督の相当なる覚悟が、初回にいきなり実を結んだ。相手に「今年のジャイアンツはこれまでと違う所に気をつけなければ」という意識を、相当に植え付けられたはずだ。
1番・キャベッジが期待通りに一発を放って勢いをつけた。パワーのある先頭打者にはこれがある。さらに2番・松本が粘って11球目で四球を選ぶ。これが殊勲だった。そして泉口の2球目でエンドラン。阿部監督は松本が粘っている間に「ようし、四球で出たら積極的に仕掛けるぞ」と絵を描いていたはず。
新人ながら開幕投手を務めた竹丸も見事な投球だった。真っすぐも強いが、背伸びせずに自分の投球ができていた。重圧のある初戦を託され、しかもプロ初登板ということを差し引いても、なかなかできることではない。諸先輩方のけがや不調もあったけれど、実力で勝ち取った開幕投手だということを、雄弁に示してくれた。
新しいチームを作るというスローガンで始まったシーズン。昨季まで4番を張った岡本も移籍し、それぞれの事情で主力を多く欠いて開幕を迎えた。極端に言えば「今年はいろいろな選手を試そう」とか、いかようにもできてしまう状況だ。その中で春季キャンプから2か月ほど熟考して選んだ開幕スタメンだからこそ、選んだ阿部監督、選ばれた選手には“重み”を感じてもらいたい。
これだけ新しいチームだ。楽しみしかないよ。チーム全体がそういう気持ちでいかないといけない。選手は苦しい時も楽しい時も、いい時も悪い時もあるわけで、それを監督、コーチも苦しい、楽しい…と同じ気持ちになって戦う。今季はそう戦ってほしい。秋に歓喜の報が届くことを待っている。
(巨人軍オーナー付特別顧問)










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