◆センバツ第10日 ▽準決勝 智弁学園2―1中京大中京(29日・甲子園

 智弁学園(奈良)が中京大中京(愛知)との強豪対決を制し、初優勝した16年以来の決勝進出を決めた。大阪桐蔭は専大松戸(千葉)との接戦を制し、4年ぶりの決勝進出。

30日は休養日。奈良対大阪の決勝は春夏通じて初で、31日午後0時半にプレーボールとなる。

 迷いのないスイングが決勝点につながった。同点の8回1死二塁。智弁学園の2年生4番・逢坂悠誠の鋭いゴロが一塁線を破った。「とにかく振ろうと。勝利につながる打撃ができてうれしい」。ヘッドスライディングで二塁に到達すると両手を広げ、天に向かって雄たけびを上げた。

 野球を始めたきっかけは父・優友(ゆうすけ)さん(42)の存在だ。智弁学園の三塁手として01年に春夏甲子園出場。計4試合で13打数7安打5打点と活躍した。逢坂は当時の映像を何度も見て、聖地への思いを強くしてきた。

目標だった“父超え”は「していると思います」ときっぱり。スタンドで見守った優友さんも「もう超えていますよ」と認めた。

 2回戦から3戦続けての逆転勝ち。終盤の強さを聞かれた準決勝のヒーローは「他チームに比べたら気持ちが強い。いっぱい怒られながらやってきたんで」とサラリ。大阪桐蔭との大一番でも、勝負強さを見せつける。(吉村 達)

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