◆米大リーグ ブルワーズ―ホワイトソックス(29日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 ホワイトソックス・村上宗隆内野手(26)が29日(日本時間30日)、敵地・ホワイトソックス戦に「2番・一塁」でスタメン出場し、3試合連続となる本塁打を放った。4―2で迎えた2回2死走者なしの2打席目に右翼フェンスをギリギリ越えるソロを放ち、ガッツポーズを見せた。

 初回無死一塁の1打席目はフルカウントから四球を選んで出塁。4番モンゴメリーの満塁弾につなげた。4―2となった2回2死走者なしの2打席目。フルカウントから内角低めのカットボールをすくい上げるようにはじき返し、3戦連続アーチを右翼へはじき返した。打球速度は102・1マイル(約164・3キロ)、飛距離375フィート(約114メートル)、打球角度38度の高々上がったアーチだった。

 26日(同27日)の開幕戦では、「6番・一塁」でスタメン出場。1―14と13点を追った9回先頭の4打席目に、真ん中付近に入ってきた90・5マイル(約145・6キロ)カットボールに反応して、打球速度103マイル(約165・8キロ)、角度31度、飛距離は384フィート(約117メートル)で右翼席へ運んだ。メジャー4打席目で出た初安打が初本塁打。日本人選手がデビュー戦で本塁打を放つのは2004年の松井稼頭央(メッツ)、06年の城島健司マリナーズ)、08年の福留孝介カブス)、16年の前田健太ドジャース)、20年の筒香嘉智(レイズ)に次いで6人目だった。

 さらに1日の休養日を挟んで迎えた開幕2戦目の前日28日(同29日)は打順が2つ上がって「4番・一塁」でスタメン出場。4回先頭の2打席目に、真ん中に甘く入ってきた初球91・8マイル(約147・7キロ)の直球を右中間へ放り込んだ。打球速度102・9マイル(約165・6キロ)、打球角度31度、飛距離409フィート(約124・7メートル)。

デビュー戦から2試合連続で本塁打を放つのは日本人では06年城島以来20年ぶり2人目で、ホワイトソックスでは史上初の快挙だった。

 そして開幕3戦目は打順を2番にさらに上げて、圧巻の3試合連続本塁打。デビューから3試合連続で本塁打を放つのは、日本人、ホワイトソックスの打者で史上初の快挙となった。メジャーでもデビューからの3戦連発はストーリー(16年、ロッキーズ)、ルイス(19年、マリナーズ)、デローター(26年、ガーディアンズ)に次ぎ、4人目の快挙。22年に日本人最多56本塁打を記録し、通算246発を放った和製スラッガーが海を渡った異国の地でも持ち前のパワーを発揮し続けている。

 誰がなんと言おうと、こだわり続けた「ホームラン」。村上は2月の米アリゾナ州グレンデールでのキャンプ中に、本塁打へのこだわりを「ありますね。僕自身、自分のことをホームランバッターだと思っていますし、球団もそれを望んでいると思いますし、そうなりたいと思います」と口にしていた。メジャーの舞台に立ってまだ3試合だが、十分にホームランアーティストとしての存在感を示している。

 ヤクルトからポスティングシステムでホワイトソックスに2年総額3400万ドル(約54億円=契約時のレート)で加入した村上。チームが3年連続100敗以上と苦しむ中で、救世主として期待され、結果を出している。

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