◆米大リーグ ブルージェイズ―ロッキーズ(30日、カナダ・トロント=ロジャーズセンター)

 ロッキーズの菅野智之投手(36)が30日(日本時間31日)、ブルージェイズ戦で移籍後初登板し、4回2/3で72球を投げて、2安打4奪三振1失点の内容で、移籍後初勝利はお預け。最速は94・8マイル(約152・6キロ)だった。

試合後、取材に応じた右腕は「特別な感情はありましたし、絶対に抑えたいと思っていた。和真のことは18歳の頃からずっと成長を見て来たので、感慨深いものもありましたね」と話した。

 ブルージェイズには巨人時代のチームメートだった岡本和真内野手が在籍。お互いに対決を心待ちにしていた注目のマッチアップが実現した。初対決は2回2死走者なしの場面。後輩との初対決に力も入ったのか、この日はそれまで最速93・9マイル(約151・1キロ)だったが、ファウルとなった5球目は94・7マイル(約152・4キロ)を計測。最後はフルカウントの7球目に90・7マイルのカットボールで空振り三振を奪った。

 1点リードの5回は先頭で再び岡本と対戦。フルカウントからの外角低めカットボールがわずかにコースから外れて四球となり、自動判定システム(ABS)によるチャレンジを行ったが、判定は覆らなかった。これには先輩右腕も「自然と力が入りますし、2打席目はあそこのボールに手を出さないあたりさすがだなと思いましたし、僕の中でも渾身(こんしん)の1球だったんですけど、あそこを見逃してくるあたりは今年は間違いなく活躍するんじゃないかなと思いました」と脱帽。その後、2死二塁となった場面で、勝ち投手の権利まで残り1死に迫ったが降板となった。

 菅野はメジャー1年目だった昨季、オリオールズで1年間先発ローテを守り抜き、30登板で10勝10敗、防御率4・64をマークしていた。

今季は2月のキャンプイン後にロッキーズ入りが決定。新天地加入後はビザの問題などもあってオープン戦で登板せずに帰国し、侍ジャパンの宮崎合宿に合流した。WBCでは、8日の1次ラウンド3戦目だったオーストラリア戦(東京ドーム)で先発。4回4安打無失点の好投を見せてチームに勝利を呼び込んだ。その後、準決勝・イタリア戦(米マイアミ)で先発が見込まれていたが、準々決勝・ベネズエラ戦で敗れたため、WBCでは1試合の登板のみで、ロッキーズに再合流していた。

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