◆第70回大阪杯・G1(4月5日、阪神競馬場・芝2000メートル)=3月31日、栗東トレセン

 偉大な足跡を残す。デビットバローズ(セン7歳、父ロードカナロア)を送り出す上村洋行調教師(52)=栗東=は24、25年とベラジオオペラで当レースを連覇。

02~04年の天皇賞・秋と有馬記念を制した藤沢和雄元調教師、11年~13年のスプリンターズSを勝った安田隆行元調教師に次ぐ、JRA・同一G1・3連覇の偉業がかかる。メンバーが強力で簡単ではないと前置きしつつも、「得意の阪神だし、頑張ってもらいたいね」と期待を込める。

 もともと能力を買われていたデビット。馬っ気がきつく、レースに集中しきれない部分があったことから24年の函館記念後に去勢し、手術明け5戦目の鳴尾記念で待望の重賞初勝利を挙げた。中団から勢いよく突き抜けた勝ちっぷりに「近走は成績が安定している。前走を見てもらったら分かるように、去勢の効果が表れていますよね」と充実ぶりを認める。3月31日は栗東・CWコースでダクを踏んだ後、坂路でキャンター調整。トレーナーが自らまたがり、「順調にきている。出来はすごくいい」と好感触を伝えた。

 阪神でベストの条件は3勝を挙げているワンターンの1800メートル。今回はコーナーが4回の2000メートルという舞台設定になる。「そこがポイントですよね。

でも、こなせないわけではない」。相手関係はカギだが、舞台は対応可能との見立てだ。

 厩舎の看板馬だったオペラは昨年末の香港カップ(2着)を最後に現役を引退した。同じロードカナロア産駒で目指す大記録に、指揮官は「状態はすごくいいので、それがレースに直結すれば。やっぱり出す以上は、一発がないかなと思っている。3連覇できたらいいね」と気合。勝負をかける準備はできている。(山本 理貴)

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