◆バイオレットS(4月5日、阪神競馬場・ダート1400メートル、3歳オープン)

 24年に新設された同レースは、初年度が交流重賞2勝のエートラックス、昨年は同重賞3勝のヤマニンチェルキと、2年連続でのちの重賞ウィナーが勝利を挙げる出世レース。今年は美浦・加藤士津八厩舎がサマーゲール(牡、父へニーヒューズ)と、マジッククッキー(牡、父マインドユアビスケッツ)の2頭をスタンバイさせている。

 ここまで2戦無敗のサマーゲールは、2月21日の1勝クラス(東京競馬場・ダート1400メートル)を早め抜け出しから最後は流して2馬身差の完勝。伊藤助手は「地方交流も視野に入れていたけど、当初からここが本線になるだろうと思ってコントロールして準備してきた。思った通りの調整ができている」と万全の過程に笑顔を見せると、「大型だけど反応が良くて瞬発力がある。落ち着いていて、変に力まず競馬ができる点が長所」と高く評価している。

 僚馬と同じ舞台で2月7日の1勝クラスを5馬身差で楽勝したマジッククッキーも決め手十分。前走の昇竜Sは直線でスムーズに外に出せず5着だったが、同助手は「最後の直線だけしか競馬をしなかったので、ダメージはない。その点では良かった」と強調。巻き返しの姿勢を見せている。

 今後についても「2頭ともポテンシャルがあって勝つ資格がある馬。先々は海外も見ているし、結果を出したいところ」と、見据えている。分岐点と位置づける出世レースで好結果を狙う。

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