◆センバツ最終日 ▽決勝 智弁学園3-7大阪桐蔭(31日・甲子園)
DH元年の今大会。出場32校のうち28校がDH制を採用し、1試合あたりの平均得点は7・5点だった。
理由として考えられるのは、投手が投球に専念できたこと。初戦で横浜を完封した神村学園・龍頭汰樹(3年)は「打席に立たない分、体力が削られない」と話し、中京大中京の安藤歩叶(3年)も「キャッチボールできずにマウンドに上がることがない。準備しやすい」と利点を挙げた。
八戸学院光星の北口晃大(3年)は初戦で「4番・投手兼DH」で出場し、2回戦と準々決勝は「4番・DH」で先発後、DHを解除して救援登板。「ブルペンからマウンドに上がれることが大きい」と守備に就かないメリットを挙げた。
DHで出場した選手の打率は計191打数35安打の打率1割8分3厘。しかし、DH制第1号を放った専大松戸の吉田颯人(2年)は背番号20で今大会が公式戦初出場。「新たな活躍機会創出」という導入の目的は現れたと言えそうだ。
新ルールに対応しようとする各校指揮官の悩みも見えた。楽天などでプレーした九州国際大付(福岡)の楠城祐介監督(42)は、「1打席目で打てないとベンチにいなきゃいけないのでプレッシャーがかかる。DHで結果を出していくのは難しい」と説明。
数字だけで見れば投手のメリットが目立った今大会。しかし、夏に向けた練習試合等でDH制への対応が進めば、また違った結果が生まれてきそうだ。(アマ野球キャップ・小島 和之)










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