◆センバツ最終日 ▽決勝 智弁学園3-7大阪桐蔭(31日・甲子園

 大阪桐蔭が春5度目、通算10度目の甲子園優勝を決めた。初優勝した1991年夏に「3番・左翼」で活躍し、現在は母校・東洋大で監督を務める井上大(まさる)氏(52)がスポーツ報知に祝福メッセージを寄せた。

 母校・大阪桐蔭が節目の甲子園V10。和田友貴彦(現稲城シニアコーチ)、背尾伊洋(よしひろ、元近鉄)の両投手、萩原誠外野手(元阪神)らとともに、91年夏に初優勝を経験した井上氏も手放しで喜んだ。

 「(現部員へ)おめでとうございます。バランスの取れたいいチームですね。投手は左が2人、右が2人いて、特に川本君はスケールの大きさを感じます。打つ方もクリーンアップがしっかりしてソツがない」

 今春は1点差勝利が3試合。91年夏も秋田との3回戦で9回に2点差を追い付き、延長11回の末に4―3で勝利。頂点へ加速した。

 「チーム力はすぐには上がるものではないですが、1点差とか苦しい試合を乗り切ると、勢いはつきますね。私たちも個性の強いメンバーばかりで普段はバラバラでしたが(笑)。ここぞという時はまとまりました」

 89年春の入学時、森岡正晃部長(当時)から言われた言葉を覚えている。指導にも生きているという。

 「森岡先生から『甲子園に行けるかどうかは分からないが、長く野球を続けられるようにはしてあげる』と言われた。(鍛錬し)実際に社会人(松下電器)まで続けられた。今、指導者として私も同じことを心がけている。大阪桐蔭で優勝したこと以上に、入学したことが良かった。後輩たちには夏も頑張ってほしいですね」

 ◆井上 大(いのうえ・まさる)1973年9月13日、大阪・大東市生まれ。52歳。大阪桐蔭で甲子園初出場の3年春に8強。夏の準々決勝・帝京戦の6回にラッキーゾーンへの本塁打性の打球を好捕した。東洋大に進み、4年春に東都大学リーグ優勝。松下電器(現パナソニック)で00、05年に日本選手権優勝。01年の都市対抗大会・三菱自動車水島戦でサイクル安打。東洋大コーチを経て23年から監督。

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