◆センバツ最終日 ▽決勝 大阪桐蔭7―3智弁学園(31日・甲子園

 第98回センバツ高校野球大会の決勝が行われ、大阪桐蔭が10年ぶり2度目の優勝を狙った智弁学園(奈良)を下し、春夏通算10度目の甲子園優勝を果たした。近畿勢対決を制し、春は22年以来、4年ぶり5度目の頂点。

春夏通算10度の優勝は11度の中京大中京に次ぐ偉業となった。

 「おかわり君」の愛称で知られる西武・中村剛也内野手(42)の長男・大阪桐蔭の中村勇斗内野手(2年)は2回1死二塁、1ボール2ストライクから右前適時打。プロ注目の左腕・杉本真滉投手(3年)の直球を捉えて、日本一へとつながる先取点をもたらした。

 弱い自分と決別した。昨秋の近畿大会準決勝で神戸国際大付(兵庫)に敗戦。自身は8回の守備から出場したが、試合後には報道陣に囲まれた。結果ではない部分で注目され、取材後には涙したという。救ってくれたのは西谷監督の言葉だった。「お父さんがお父さんやから、こうなっていくのは仕方がない。結果で見返すしかないぞ」

 この言葉が転機になった。「最初は気にする時もありました。父が、と言われることもありますけど、自分は自分なので。

自分の中で切り替えられた」。ひとつ大人になった精神面が、大一番で輝いた。(小島 和之)

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