ブルージェイズの岡本和真内野手(29)が日本人選手では4人目となるメジャーデビューから6戦連続安打をマークするなど、好スタートを切っている。打率2割9分2厘、2本塁打の成績を残し、守備でも好プレーを連発。

岡本の好発進を宮内孝太記者が「見た」。

 準備と緊張感の両輪がかみ合った。岡本の新たな挑戦が順調に始まった。打率2割9分2厘、2本塁打、3打点。好守備も披露している。オープン戦では結果よりも打席内でのアプローチに重点を置き、守備ではポジションを約2メートル後ろに取るなど試行錯誤。適応するべく行った逆算調整が開幕直後に実を結んでいる。

 ただ、それだけではない。入念な準備を土台とした上で、WBCへの参加が、好発進の一因として考えられる。出場が与えた好影響について問われると「どうなんですかね」とひと呼吸置き、「経験したことで一度入り込む、オープン戦ではないような緊張感や雰囲気でできたのは良かった」と語っていた。

 負ければ終わりのひりつくような試合の数々。調整としての色合いが強いオープン戦では味わえない真剣勝負で得られたものは大きい。

メンタル、技術の両面を早い段階で引き上げた経験が、実戦モードへのスムーズな移行を可能にしたのだろう。「(23年WBC出場後は)日本の開幕の時も入りやすいなと思った」と振り返るように、国際舞台で神経を研ぎ澄ませた感覚が今回も生きている。

 3日(日本時間4日)からは村上が所属するホワイトソックスと3連戦。「楽しみ」と心待ちにする。本拠での6~8日(同7~9日)のドジャース戦では山本と大谷が先発する見込み。「まだ始まったばかり」と表情を緩めない岡本が、侍ジャパンメンバーとの再会とともに加速していく。

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