スピードスケート女子で今季限りで現役を引退した高木美帆さんが6日、都内で記者会見を行った。女子最多五輪通算10個のメダル獲得、日本勢初の世界選手権オールラウンド部門優勝など数々の歴史を刻んできたレジェンド。

銅メダルを獲得した3月の世界選手権でリンクに別れを告げた。会見には髪をまとめ、白いパンツスーツに白ブラウスをあわせ、笑顔で登場した。

 金2個を含め五輪のメダル数は、男子を含めても日本勢歴代3位。複数種目で世界トップレベルの力を誇り、一時代を築いたレジェンドは1994年生まれ。同世代には各競技でトップを極めた五輪金メダリストや、現在も世界で活躍するスーパースターがゴロゴロおり、侍ジャパンの大谷翔平選手、鈴木誠也選手も同世代。

 フィギュアスケート五輪連覇の羽生結弦さん、バドミントン女子シングルス銅メダリストの奥原希望さん、レスリング女子ではともに金メダリストの金城梨紗子さん、土性沙羅さん、また競泳男子では現在も現役の瀬戸大也、金メダリストの萩野公介さん、バスケ男子代表の渡辺雄太も同じ1994年生まれだ。

 高木は「94年世代のアスリートの方々からは、たくさんの刺激をもらったと思っています。何人かは連絡先がつながっている人もいます。機会は多くないですがお互いの活躍にメッセージを送り合ったりして、得られた活力もたくさんあります」と感謝。「若い頃は私も負けないぞってなることが多かったですし、年齢を重ねると、みんなが頑張っているから私も頑張ろうと思えた。恵まれた年代に生まれたと強く感じています」と笑顔で話した。

 ◆高木 美帆(たかぎ・みほ)1994年5月22日、北海道・幕別町生まれ。

31歳。帯広南商、日体大卒。18年世界選手権総合優勝。19年に1500メートルの世界記録樹立。20年全日本選手権で史上初の5種目V。五輪は10年バンクーバー大会に史上最年少15歳で出場。家族は両親と兄、平昌五輪2冠の姉・菜那さん。164センチ。

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