◆米大リーグ ブルージェイズ1―4ドジャース(7日、カナダ・トロント=ロジャーズセンター)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が7日(日本時間8日)、敵地・ブルージェイズ戦に「1番・DH」でフル出場し、3回の2打席目に右翼フェンス直撃の先制適時打を放ってチームを5連勝に導いた。42試合連続出塁は、09年のイチローマリナーズ)の日本人記録に王手。

8日(同9日午前4時7分開始)の第3戦では先発予定。自己最長の22回2/3連続無失点も継続中で、投打で記録を伸ばせるか。

 あとひと伸びだった。大谷の一打は山本を援護し、チームを5連勝に導いた。両軍無得点の3回無死一、三塁の2打席目。前日6日に本塁打を打ったコースと同じような内角低めの直球を振り抜くと、打球は一直線に右翼フェンスに直撃した。3戦連発まであと数メートル。打球が鋭すぎて単打で終わったが、5試合連続安打で貴重な先制点をたたき出してチームに勢いをもたらした。

 ヒヤリとするシーンもあった。3点リードの5回無死一塁の3打席目。一塁にけん制した捕手の右手が左腕付近を直撃した。予想しないまさかのアクシデントに、大谷は表情をゆがめて絶叫。

ロバーツ監督やトレーナーが駆け寄って心配そうに見つめたが、指揮官は「チェックをしたけど、問題なかった。彼はフラストレーションがたまったり、イラッとするとあまり話さなくなる(から状況が分からなかった)。あした(8日)は大丈夫」と冗談を交えながらも大事には至らなかったと強調。その後も試合に出場し続け、先発登板にもゴーサインを出した。

 8日は、打者として出塁すれば、43試合連続出塁となり、09年にイチローが記録した日本人記録に並ぶ。投手としては、昨年11月1日のワールドシリーズ第7戦で先発しながら3回途中3失点で降板した悔しさを、同じトロントの地でぶつける。普段の登板前日はキャッチボールのみだが、この日はブルペンに向かい、ペンのようなものでマウンドの土に印をつけて立ち位置、踏み出した足などを入念に、約10分間も確認した。自己最長の無失点記録も22回2/3まで伸びており、投打で目の離せない一戦だ。

 バンスコヨック打撃コーチは大谷の打撃の状態について「いい状態にある。ストライクが来ないときに四球を選べるのは、いいことで、大きな武器だ」と太鼓判を押す。二刀流で迎える今季2度目の登板へ、弾みをつける一戦となった。(安藤 宏太)

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