来年1月の任期満了に伴う宮崎県知事選について、元同県知事の東国原英夫氏(68)が9日、宮崎市内で会見し、出馬すると表明した。

 以下、冒頭の決意表明

 「次期宮崎県知事選に出馬することを決意いたしました。

理由を一言で言えば、宮崎の衰微・衰退です。私はこれまで、地方自治、地方行政、地方の活性化をライフワークとして取り組んできました。4年前にも宮崎はこのままではいけないと強く思い、知事選に出馬しましたが、結果は落選でした。その後の約3年半、宮崎県内だけでなく全国の地方を回り、地方の実情や課題と向き合ってきました」

 「その中で改めて感じたのは、宮崎だけでなく地方全体の衰微・衰退が止まっていないということです。今こそ、ゲームチェンジャーが必要ではないか。そう考え、今回の決意に至りました」

 「今日は具体的な政策を細かく申し上げるつもりはありません。政策は時代とともに変わる、生きたものだと考えているからです。これから宮崎県民の皆さんの声を幅広く聞き、政策をブラッシュアップし、練り上げていきたいと思っています」

 「ただ、大きな方向性として申し上げるなら、宮崎県政にはマクロとミクロ、いわば鳥の目と虫の目の両方が必要です。その中でも私は、まず宮崎の景気・経済を元気にすることが重要だと考えています」

 「宮崎全体の活力を強くするための一つの軸として、GDP、あるいはGRP(域内総生産)を引き上げるという視点を大切にしたいと思っています。地方の域内総生産は、県民所得や事業者所得に大きく影響します。その意味で、GDP・GRPは極めて重要です。宮崎のGDPはおよそ3.7兆円。

一方で、鹿児島は6兆円、熊本は6.5兆円、大分は5兆円、福岡は20兆円です。人口だけでは説明できない差もあります。たとえば宮崎より人口が少ない富山県は約5兆円、山形県も4.5兆円あります」

 「こうした比較から見ても、宮崎は出遅れていると言わざるを得ません。私はこのGRPを、今後10年で1.5倍から2倍、少なくとも5兆円台半ばに引き上げることを目標にすべきだと考えています。GDPを引き上げることで、医療、福祉、介護、教育、文化、スポーツ、防災といった社会課題にしっかり対応できる土台をつくる。そして、人口減少や少子高齢化にも向き合っていく。それが私の基本的な考えです」

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