馬トクの東西トレセン担当記者が、馬券的中のヒントをリレー形式で紹介する「G1トク捜リレー」。3歳牝馬のクラシック第1弾、第86回桜花賞・G1(12日、阪神競馬場・芝1600メートル)の第3弾は、昨年、本命アルマヴェローチェが2着で馬連をゲットした山本理貴記者。

展開、枠を熟考し導き出した本命候補は、エルフィンS勝ち馬のスウィートハピネスだ。

 いいイメージを持っているレースだ。

 この牝馬3冠初戦は差し、追い込み有利の傾向が顕著。過去10年で4角を8番手以下で回り、上がり3ハロン3位以内の脚を使った馬が7勝を挙げている。昨年は逃げ粘ったエリカエクスプレス(5着)を除き、9着までが4コーナー通過が8番手以下という完全な前崩れ。毎年、高いレベルの瞬発力が要求されている。

 エルフィンSを上がり最速で制したスウィートハピネス(牝3歳、栗東・北出成人厩舎、父リアルインパクト)が、非常に気になる存在だ。馬場の荒れた内から力強く差し切った前走も強かったが、注目は同舞台の阪神JF。直線は進路を探しながら、馬群をかきわけるように伸びて4着。スペースが空いたラスト100メートルの脚を見ると、スムーズなら、と思わせる内容だった。鳴海助手は「前走は特殊な流れに対応してくれた。いろんな競馬に対応できる」と操縦性の高さを評価する。

 跳びが大きく末脚を生かすタイプで、真ん中より外めの6枠12番も歓迎。「極端な枠ではなくて良かったし、偶数はいいと思う」とうなずく。仕上がり面も極めて順調。追い切り後の9日は引き運動を消化し、「コンディションはとてもいい。強い馬はいっぱいいるけど、一発を狙える立場で挑戦できる」と同助手は確かな手応えを示した。混戦を断つ可能性は十分。本命候補の一頭だ。

(山本 理貴)

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