第86回桜花賞・G1(4月12日、阪神競馬場・芝1600メートル)に出走する良血アランカール(牝3歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父エピファネイア)。同馬を5つのポイントからチェックする。

【戦歴】

 デビューから2連勝で野路菊Sを勝利。母にオークス馬シンハライトを持つ良血で、「今年の春も、これから先も、ずっと活躍してくれるんじゃないか」と指揮官は飛躍を見込む。

 2走前の阪神JFでは、フルゲート18頭の競馬に戸惑った印象で、リズムに乗れない競馬で5着に終わった。しかし、その経験を生かしたチューリップ賞では賞金加算こそできなかったものの、大外からメンバー最速33秒0の豪脚。勝ち馬から0秒1差の3着で優先出走権を手にし、能力の高さを改めて証明した。

【鞍上】

 鞍上の武豊騎手は、前走からの継続騎乗となる。勝てば04年ダンスインザムード以来22年ぶりで、歴代最多を更新する6勝目(2位は河内洋、田原成貴、安藤勝己の4勝)がかかっている。

 

【仕上がり】

 1週前追い切りは前走からコンビ継続の武豊騎手が騎乗。CWコースでポートデラメール(4歳2勝クラス)を2馬身半追走した。機敏な脚さばきで加速し、6ハロン85秒6―11秒0で併入。鞍上は「少し体が細い感じはあるけど、息遣いは良かったし、動き自体も良かった。あと1週間、順調にいってほしい」と手応えを示す。

 8日の追い切りは、機敏なフットワークで駆け抜けた。アランカールは栗東・CWコースでセッション(6歳オープン)を3馬身半追走。4角で並びかけると、馬なりでシャープに脚を伸ばした。6ハロン85秒4―11秒4で併入。斉藤崇調教師は「やりすぎないように。時計的にも動き的にも、ちょうどいい形で終われた」と満足げな表情を浮かべた。

 10日は角馬場で入念にハッキングして整えた。11日も、前日に引き続き、角馬場での運動で調整。斉藤崇調教師は「変わりないです」と状態を説明し、「体は何とかキープしたいですね」とレースまでの馬体重の維持をポイントに挙げた。

【成長】

 一戦ごとに操縦性が向上。中間は入念にゲート練習を行い、課題を解消してきた。「口向きは問題ないし、(ゲートの)駐立も大丈夫です」とトレーナーはうなずく。

【枠順】

 4枠7番。過去7勝している7番枠。2冠牝馬エンブロイダリーが昨年に勝った馬番でもある。斉藤崇調教師は「いいんじゃないですか。奇数でも、ゲートの中ではおとなしいですから。前に行く馬でもないですし」と冷静に言葉をつないだ。

 名手とのコンビで、まずは牝馬3冠初戦で結果を出す。

※本記事は馬トクサイト、スポーツ報知紙面に掲載した記事をまとめたものです。

編集部おすすめ