◆第86回桜花賞・G1(4月12日、阪神競馬場・芝1600メートル、良)

 牝馬クラシック第1弾が18頭で争われ、1番人気のスターアニス(栗東・高野友和厩舎、父ドレフォン)が直線力強く抜け出し、阪神JFに続くG1連勝で1冠目を手にした。松山弘平騎手は20年3冠牝馬デアリングタクト以来、当レース2勝目となった。

勝ちタイムは1分31秒5。

 2歳女王は桜の季節も主役を譲らなかった。阪神JF勝利から桜花賞直行は21年ソダシ、23年リバティアイランドも歩んだ“黄金ローテ”。4か月ぶりの実戦でパワーアップした姿を見せ、同世代のライバルを一蹴。残り2冠へも楽しみが持てる快勝劇となった。

 5番人気のギャラボーグ(西村淳也騎手)が2着。12番人気のジッピーチューン(北村友一騎手)が3着に入った。

松山弘平騎手(スターアニス=1着)「もう最高にうれしいです。混戦ではあったと思うんですけれども、やっぱり2歳女王ということで、自分の中では本当に負けられない戦いでしたし、絶対勝つんだという、そういう気持ちでした。ホッとしています。

 (レースプランは?)今日の芝の傾向とかを見てても、あまり外からっていうよりは、前で、粘り強い競馬とかもしてたので、そういうところも意識してました。ただ、馬のリズム、そういったのを一番に考えてはいたので、もう本当に馬を信じて、馬のリズムで行けば、負けないなっていうにふうに思っていました。

 (直線の手応えは?)直線を向いた時も手応え十分で、本当に追い出しを我慢する余裕もありましたし、抜けてからは、本当に力強い走りで、後ろを離してくれて、本当に強い勝ち方だったなって、改めて思いますね、

 今日は1冠目ということで、まずは、その意味もあって、指1本を立てました。これからどういったローテーションになるかは分からないですけれども、ますます楽しみだなと思いますね。本当に良かったです」

 高野調教師(スターアニス=1着)「(クラシック初制覇を果たし)クラシックはやっぱり重いですよね。クラシックの重みっていうのは、ファンの時代から感じてましたし、実際こういう仕事に就いてからも感じてるなかで、僕なんかがクラシックを勝つことがあるとは、という思いもあります。本当に稚拙な調教師ですけれども、馬主さんや牧場の方、スタッフや騎手が一生懸命応援してくれて、やってくれるので、本当に嬉しいです。

全てがスムーズじゃなく見えましたし、リズムも崩しかけているようにも見えるところもありましたが、そこからちゃんとまたリズムを取り戻して、最後直線はすごいアクションしてくれて、自分で管理していながらも、本当に強いなと思いました。

 阪神JFの後、すぐに直行と決めたわけではなくて、馬の様子見ながらにしましょうという感じで牧場の方と打ち合わせをしました。少し日にちが経ってから、そろそろ回復しててほしいなというところで馬を見ても、まだ回復しきってないなという感じがありました。その時点で前哨戦に向けて今から仕上げて、そこから(桜花賞に)行くよりは、もうエネルギーを充満させた状態で、フレッシュさをもとにやった方がいい仕上がりになるかなという判断を、牧場の人とさせていただきました。

 全体の体の張りが、2歳の時より増したなと思います。背中であったりトモ(後肢)であったり、筋肉の盛り上がりが出てきたなと思います。脂肪は全然つかないタイプなので、あばらはずっと見えてるんですけれども、つくべきところに筋肉がついた上で体調も良かったので、そこが成長なのかなと思います。

けれども、まだまだ成長しそうな予感はありますね。

(次走について)まず馬の体調をしっかり確認してからですけれども、現時点で次走をどうするかは一切決めてないので、このパフォーマンスを受けて、馬の状態と照らし合わせながら、ジョッキーのコメントも交えつつ相談していきたいと思います」

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