◆第86回桜花賞・G1(4月12日、阪神競馬場・芝1600メートル)

 第86回桜花賞は12日、阪神競馬場の芝1600メートルで行われ、1番人気のスターアニスが勝利を飾った。阪神JF・GIを制した2歳女王は、4か月ぶりでも強さは健在。

直線早めに力強く抜け出し、1冠目をゲットした。高野友和調教師(50)=栗東=は、クラシック初勝利。

 近いようで遠かった勲章だ。高野調教師はショウナンパンドラ、レイパパレ、スタニングローズ、ナミュール、ジャンタルマンタルとG1馬を手がけているが、クラシックは初制覇。「クラシックはやっぱり重いですね。僕なんかがクラシックを勝つとはという思いもあります」と謙遜しながら、うれしさに浸った。

 阪神JFからの直行参戦はすぐに決まったわけではなく、想定より回復が遅かったためだ。「エネルギーを充満させた状態の方がいい仕上がりになるという判断を、牧場の人とさせていただきました」。これが英断だと示す完勝。「自分で管理していながらも、本当に強いなと思いました」と感服した。

 オークスで2冠を狙うかマイル路線か。今後は未定だが、「性格と調教の感触と、今まで見てきたレースのパフォーマンスから、もう少し延びてもやれそう」と距離延長への手応えはある。

「信じていたけど、びっくりしました」。指揮官にこう言わしめる優等生なら、可能性は無限大だ。

(水納 愛美)

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