櫻坂46が12日、東京・MUFGスタジアム(国立競技場)で「5th YEAR ANNIVERSARY LIVE」を開催した。女性アイドルグループとしては史上3組目で、2019年の建て替え以降では矢沢永吉、Ado、Snow Man、ONE OK ROCKに続き5組目となる同所でのステージ。

全24曲をパフォーマンスし、デビュー5周年の節目を盛大に飾った。

 集まったファンは7万人。これ以上ない拍手、歓声、景色がメンバー32人の前に広がる。坂道グループとしても初となる国立競技場。日本の音楽史に残るステージをかみ締めながらエース・藤吉夏鈴は「本当に立てて幸せです」と感謝し、森田ひかるは感極まって涙をこらえきれなかった。

 キャプテンの松田里奈が「5周年の感謝だったり私たちが培ってきたもの、櫻坂46の未来をパフォーマンスに込めてお届けしたい」と話した通り、デビュー曲「Nobody’s fault」から最新曲「The growing up train」までを披露。快晴の空ではドローン400台によって文字が浮かび上がる演出が行われたほか、花火も打ち上がるなど圧巻の3時間を見せつけた。

 決して順調な道のりではなかった。デビューから3年ほどはライブ会場が埋まらず、空席を隠す黒い幕が目立つことも。葛藤の日々は長く続き、藤吉は「悲しかったですね。『埋まってないんだな』って実感しますし、来てくれたファンの方がそれを見るのも苦しくて」と振り返る。

 それでも、何よりもライブに力を注ぎ、地道にファンを獲得。

アイドルの枠に収まらない高い表現力は海外フェスにも招待されるほどの評価を得ており、田村保乃は「櫻坂46にとってライブは象徴的なもの」と胸を張れるまでになった。

 そんな紆余(うよ)曲折を経てたどりついた最高峰の舞台。11、12日の2日間で計14万人を集めた。華々しく集大成を迎えたが、ここが終わりではない。最後は桜色のペンライトが一面に染まる中、11日に副キャプテンに就任した山崎天は「6年目もワクワクドキドキ、日常の支えになるものをお届けしていきます。これからも櫻坂46に期待してください」と宣言。この光景を脳裏に焼き付け、次のステップに向かう。

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